山野草栽培の秘訣

ここでは通常の栽培法等は省かせていただいて、皆さんが失敗する原因を書きたいと思います。シラネアオイを例にとって話しを進めます。
まず日照についてです。シラネアオイをダメにする人の話を聞くとほとんどの人が始めから木の下とか日よけのあるところに置いています。例えば高山植物などはもともと全日照下に生育していますから紫外線にも強く、日焼けしづらいものです。コケモモなどは真夏でも日向で管理します。日よけの下では葉も植物体も腐ってしまうことが多いです。シラネアオイにしても芽出しから5〜6月くらいまではほぼ直射光下の方がよいです。少なくとも午前中くらい日のあたるところにおくべきです。ほとんどの山野草が芽出しから春の内はしっかり日を当てた管理が望ましいです。芽出しから柔らかくしてしまうと気温上昇期に持ちこたえられません。葉がいくらか焼けるくらいの管理の方が植物体そのものが腐ってしまうということを防げます。ただし、風通しは良いに超したことはありません。
次に増し土です。日本桜草が花が終わってから増し土する事はよく言われます。シラネアオイにしても水やりなどで根元が浮き出ていることが良くあります。株元に用土がしっかりかぶっていなければ来年の芽が大きくなれません。暑さから身を守るという点でも種類にもよりますが充分な用土が株元にかかっていることが必要です。
良く冬場に山野草をダメにする話を聞きますが、これも用土がしっかりかぶっているかどうかによると思われます。寒さだけでダメになる山野草はほとんどありません。シャジンなどにしても秋からそのまま管理していると用土表面から冬至芽の部分が出てしまっている場合が多いのです。寒風にさらされると乾燥によって被害を受けるのです。用土や松葉あるいは腐葉土をかけてこれを防ぎます。また粗めの軽石などをかぶせ用土の流失と乾燥を防ぐのも良い方法です。
以上2点栽培の秘訣を心得るだけでダメになる山野草も少なくなるはずです。