イワヒバの栽培(特に幼苗に関して)                      イワヒバTOP
      植え替えと肥料
 若い苗は旺盛に根を張ります。毎年か一年おきに植え替えをします。植え替えをすることによってまた新しい根を下ろすので、その分葉張りも大きくなります。また、植え替えることによって肥料吸収も良くなり本来の葉芸も現れます。何年も植え替えもしないままになっている株はやせて斑も出なくなってしまいます。
 肥料は植え替えの際にマグアンプKを小量混入します。3号なら3粒、4号なら4粒です。ただし肥料に大変弱い品種もありますので、注意して下さい。肥料分がどのくらい悪い方に影響するか実感できるまでは失敗を繰り返すでしょう。当園では、多品種の培養ですので弱いほうの品種に焦点を合わせ水肥等は与えません。大きさの点で不利ですが、ゆっくりじっくりその育つ時間を楽しむものといった気持ちで日々眺めております。また時間をかけて育てた方が苗もしっかりすることは言うまでもありません。
 根の発育が旺盛なうちは若い株は肥料でなく植え替えで大きくすると心掛けてください。ハイポネックス等化学肥料の液肥はいっさいやらない方が賢明です。当方でお買い上げ頂いた苗も液肥等追肥は絶対しないようお願いします。(植え替え後の商品)
 ★『肥料の必要性』の記載が成株リストにあります。そちらもご覧下さい。
      植え替え用土
 鹿沼土単用です。当園では出来るだけ硬めの硬質鹿沼土を使用しています。水はけ良く硬めの方が株が締まって出来ます。柔らかい鹿沼土を使うと早くふんわり膨らみますが根茎は柔らかく根の張りも良くありません。水くれが頻繁に出来ない方はふつうの鹿沼土を使っても良いかもしれません。作場に合わせるのも仕方ないでしょう。
 
      害虫駆除     ⇒イワヒバの病害虫
 ヨトウムシの侵食を受けます。月に1〜2度殺虫剤の散布をします。噴霧器でかけても良いですし、じょうろでかけても良いです。ヨトウムシに効果の記載のある殺虫剤を見つけてください。当園では値段も安いのでDEP乳剤のディプテレックス乳剤を中心に使用しています。時々薬剤の種類を替えた方が効果的です。
 
      クロヌルと苔取り     ⇒イワヒバの病害虫
 幼苗で苦労するのがこのクロヌルです。これをほっておくと芯を被って窒息状態になってしまいます。対策としてはまずよく観察することです。特に芯や株もとの部分をよく見るようにしてください。もし症状が出ていたら先の尖ったピンセットで丁寧に取り除きます。この時木酢の200〜500倍液をノズル付きハンドスプレーで拭きかけながら作業をすると効果的です。あまり濃い物をかけるとイワヒバが変色したり傷んだりしますので注意して下さい。幼苗ではクロヌル同様通常の苔も早めに取り除くのがよいでしょう。
 良く古株の根茎に付いた苔を気にする方がいますがこれは古木感を出す上でも根茎の乾燥を防ぐ上でも取る必要はありません。ただし知らぬ間に葉の中心部まではびこっている場合がありますのでこれはよく観察して早めに取り除くようにします。
 
      採 光
 遮光は品種、株の大きさ、時期によって配慮されるべきです。基本的には30%位を基準にしていれば大丈夫ですが近年紫外線が強く昔より注意が必要です。特に夏場は気温がかなり上がりますので苗木と真夏に植え換えた株は少し日の弱いところで養生して下さい。
 
       休 眠
 イワヒバ独特の生態です。12月霜が降りる頃水を完全にきって軒下のような所へしまいます。春ソメイヨシノが咲き出す頃露天に出して水をやり始め蘇生させます。このとき植え替えた新しい用土の方が蘇生しやすいようです。また雨が降ったタイミングで本格的に蘇生させるのがよいでしょう。


いわひばの栽培
イワヒバの育て方