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秩父真紅のお話し

新花

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秩父真紅 
 本物の秩父真紅です。秩父紅との違いは花の濃さでなく大きさです。昔秩父真紅も扱っていましたが分けた芽では本来のサイズにならないため秩父紅との違いを私自身疑問視していました。本物の秩父真紅を販売したいのですが本来の価値から言うと安価に秩父紅が名前だけ変えて秩父真紅として販売されているため生産者が生産意欲をなくしている現状です。何とか秩父真紅を普及させたいものです。






下画像の左が秩父紅で右が秩父真紅です。秩父紅は4cmくらいでしょうか。秩父真紅は6cmを超える花です。

最近普及している「朱宝」が一番手ならこれは2番手です。
「朱宝」は「日乃出」と「秩父紅」の交配ですがこれは「日乃出」と「秩父真紅」の交配です。朱宝同様ムレチフロラ種とラモサ種との交配ですので不稔性です。要するに福寿海のように不稔性で性強健な品種を目指した訳です。多弁で花も少し大きいのでしょうか。今のところ無銘品です。2012年度初冬には販売開始になるかも知れません。どんな名前が付くのか楽しみです。

上2枚は白花の八重咲きです。下は紅花の八重です。福寿草生産者の所にかなり前からあるものです。これらの系統は一部の山草関係者が稀少種として販売しているようです。
福寿草生産者が販売する場合にはある程度の数量に増殖をしてから販売を開始します。百の単位です。山草業者の私としては喉から手が出る花ですが残念ながら今だに増殖をしていないようです。理由の一つは安定性がないとのことです。この類いの花は「七変化」の芸と考えれば良くすべての花が同じような八重の芸をしなくても価値あるものと考えます。だだこれらが出回ると「topics1七変化」の所でも述べたようにやたら実生品が出回ると思われます。そこら辺も増殖販売に二の足を踏む原因となっているかも知れません。またもう少し完成度の高い花を目指しているのかも知れません。

八重咲き品種について